つぶあんスムージー

つぶあん苦手だけどね。

ふしぎなともだち

今思えば、私の周りには不思議な友達が多かった。

 

中学生の頃は、イマジナリーフレンドと話してる子と毎回違う男とセックスをしたと話す子と部活が同じだった。

 

中学生の頃の私は今より陰キャを極めていて、そういう話を聞くのが新鮮だった。

そして、友達と呼べるのはその二人だけだった。

謎なのがイマジナリーフレンドの子は、私にメールを送るとき敬語だったことだ。

毎回違う男との話をしてくる子は、いつの間にか噂が広がっていたようでさらに浮いた存在になってしまっていた。

 

それでも、特に深い話をしなくてもそのふたりといるときはなんだか居心地がいいような気がしていた。

 

帰り道に「友達が社長の娘でお金を自分に送金してくれるから」という謎の理由で毎回ファミマでアイスやファミチキを奢ってもらったりして過ごしたのは、中学生の頃の唯一の思い出だ。

 

もう会うことも連絡先もわからないから、再会は難しいけれど元気にしているだろうか。

 

もうひとり、10代後半からよく遊ぶ子も不思議だった。

 

私よりいくつか年上のお姉さん。

当時(高校三年生くらいの頃)、私は少しだけニコ生の生主をしていた。

その人は、そのときにリスナーとして頻繁に枠に来てくれていた。

 

そのお姉さんには、いろいろな大人の遊びを教えてもらった。

ホストクラブ、ハプニングバー、ゲイバー(レストラン?)など。

 

レストランに関しては、彼女が働いている場所だったので奢り(ホストクラブも奢りだった)でご飯を食べさせてもらった。

お兄さんたちもかわいい人たちで、優しかった。

 

ホストクラブはお酒を飲めない私にはあまり合わなかったが「社会科見学がてら行ってみよう!」とフッ軽(死語?)で行動できる彼女が憧れだった。

 

一度家に泊まらせてもらったこともあった。

どうしてそうなったか覚えていないが、ふたりでお風呂にも入った記憶がある。

 

いろいろな経験をさせてくれた彼女に、今すごく感謝したい。

中学の頃の友達と同じく、連絡先がわからなくなってしまったから今どうしているのかわからない。

 

元気に、昔みたく自由に生きていたらいいな。

私もあなたのような人になりたい。