生きてることを肯定されたはなし
某配信者さんの話だから記事にしていいのか凄く迷っていたけれど、どうしても書きたかったから今回はこのテーマにした。
最近生きているということに特に否定的になっていた。
元々精神病を患っていて希死念慮はある方だったが、その希死念慮が最近加速してきていた。
自分が存在しなければよかったのではないか。
何のために存在しているのか。
存在していることが自分自身つらい。
早く楽になりたい。
そんなことをずっとぐるぐる考えてしまっていた。
そんなことを思っていた時に、いつも見ている配信を何気なく見ていた。
今日も配信しているから見よう。毎日その配信者さんのはチェックしていて、日課になっていたからだ。
その日も鬱状態だった。そもそも最近は躁状態はなく鬱状態だけしかなかった。
そんな時に「生きているだけでいい」「疲れたときはゆっくり、しっかり休め」そんな話をしていた。
理由は伏せるがその配信者さんもきっと抱えているものがあるのだろう。
この言葉が私の中に凄く響いた。
今もこの記事を書きながらめそめそ泣きそうになっている。
今まで生きていること自体自分を否定していた。
ゆっくり休むことも周りのペースに合わせないから罪悪感があった。
「比較しなくていい」
比較するのは私の癖だ。
負けず嫌いというのとも違っていて、周りは当たり前にそういうペースで過ごしているから私もそうしなければならない。自分はペースが遅すぎる。
そうやってどんどん自己否定の沼にハマっていった。
周りから当たり障りないような態度でいられている気がする。
親にも友達にも彼氏にも彼氏の身内の方にも主治医にも職場にも「ゆっくりでいい」と言ってもらえるが、それは私のことは全て諦めてられているからだと思い込んでしまっていた。
優しさを素直に受け取れずにいた。
私自身自分に諦めてしまっていたから、そう思ってしまっていたのかもしれない。
ネガティブの極みという感じだった。
そんな中で偶然見ていた配信だった。
私はその配信者の方を尊敬していて、配信もツイートも心に響くものが多かった。(※ガチ恋ではない)
周りに言われるよりもその方の発言で心を動かされたのは、きっと抱えているものがある同士だったからだろう。
似ていたり同じだったりすることは、より共感しやすい。
正直なところ、周りの多くは心身健康でわかってくれないと勝手に思い込んでしまっていた。
そう思い込んでしまうことに罪悪感と申し訳なさは常にあったが。
今やっと、周りにも感謝できるようになった。
みんな私がよくなるために支えてくれているのだろうと思えるようになった。
ああ。また泣きそう。目がうるうるしてきてしまっている。
この間実家に帰った時に母親に「いつか親孝行をしたいんだけど、どんなことだったら嬉しい?」と聞いた。
その時言われた言葉は「元気になってくれるのが一番の親孝行だと思うよ」と言ってくれた。
今まで、病気になったり高校を中退したり(その後別の高校に転入したから更に金銭面の負担をかけてしまった)具合が悪く自傷行為をしてしまっていた毎日は心配をかけてしまっていて親を泣かせてしまった。
親不孝な娘だと思っていた。
でも、生きていることを肯定してくれた気がする。
家庭内がめちゃくちゃになってしまった過去があるが、今では両親共に友達感覚なくらい仲が良くなった。
彼氏ともいろいろと小さなことで揉め事だったり、不満もあるときもある。
それでも今までの元カレたちのように見捨てることなく、もう6年くらい一緒にいてくれている。
鬱の時は「元気ないね、どうしたの?」と気遣ってくれたり、私が自傷行為した時は親に連絡してくれて一緒に救急で病院にも行ってくれた。
今でもオーバードーズをしそうな時は止めてくれたり、病院に行きたくないと騒げばちゃんと話を聞いてくれる。
普段あまり感情を表に出さないタイプで何を考えているのかわからない時があるが、ちゃんとその優しさは私はわかっている。
いろいろ思ってしまっていた時はあったけれど、今落ち着いて考えたら恵まれた環境なんだろうなと思えた。
初めての彼氏には首を絞められたりレイプまがいなことをされたり、毎日口癖のように「死ね」と言われていた。
きっとその時から人を信用しなくなったのだろう。
寂しさだけで人と繋がっていた結果、元カレたちは私の重さに耐えきれずに逃げ出してしまった。当然だ。
今の彼氏は、私が長いフリー期間を経てできた彼氏だ。
純粋に好きだなと思って付き合えた彼氏だ。
あー。こっ恥ずかしくてこの話はこれ以上書きたくない(笑)
とにかく。今の彼氏とはいろいろあっても感謝している。
周りの友達、特に大学の親友ふたりには大学時代の頃からいろんなことで迷惑をかけてしまっていた。
夜中に急にグループLINEに「今から自殺したい」と書いてしまったり、休んだ時は次の授業までにノートを写させてくれたり、逐一体調を気遣ってくれてできるだけ一緒に行動してくれていた。
特に親友に感謝していることがある。
私がひとりで電車に乗れず、親が最寄りの次の駅まで迎えに来てくれた時合流地点まで一緒に来てくれたことだ。
親は泣きながらありがとうと言っていた。
というか。今私が泣きながらこの記事を書いている。ついに涙が出てきてしまった。
その親友はその後も路線が違うのに途中まで一緒に帰ってくれて、改札まで見送ってくれた。
その子はいつも私たちの前ではヘラヘラ~としていて、自分が優しいことをしているとは1ミリも表に出さない子だった。
数回しか聞いたことが無い話だったが、親が介護の仕事でつらい思いをしていること、お兄さんと上手くいっていないという家庭事情を話してくれたことがあった。
今になってその子も抱えていることがあるのだろうと思った。あの時もっと支えてあげれなくてごめんなと思っている。
いつかちゃんと恩返しがしたい。
もうひとり、親友がいる。
その子は本当に心が澄んでいる綺麗な子だ。ここまで優しい子は滅多にいないというくらい心が綺麗だ。
その子は一番最初に大学で仲良くなった子だ。
オリエンテーションの自己紹介の時、私はテンパりすぎて今思えば物凄く黒歴史で話したくないレベルなのだが、当時ピアスを耳に13個くらい開けていたので「趣味はピアスを開けることです」と謎すぎる自己紹介をしてしまったことがある。ああ。この自己紹介の内容だけは本当に忘れたい。
そんな変人な私と最初から今も仲良くしてくれている。
その子とは今でもたまに連絡を取り合っていて「こしあんが今どうしてるか気になってたんだ。元気にしてる?」と今も気遣ってくれる。大学生の頃の優しさは今でも変わっていない。
その子も抱えていることがあった。
深い内容は伏せるが、彼氏(現旦那さん)が性同一性障害なんだということを知り合って3日でカミングアウトしてくれた。
(旦那さんは今戸籍上も男として生活している)
結婚式にも呼んでくれて、私にとって初めての結婚式の参加はその親友の結婚式だった。
さっき紹介した親友と共に参加させてもらい、親友は「絶対泣かないし!!!!!」と言っていたがバージンロードを歩くのを見ていると参加者の中で一番泣いていた(笑)
勿論私も顔がぐじゃぐじゃになるくらい泣いた。
そのふたりの親友には本当にありがたいと思っている。
あの子たちがいなかったら、きっと大学生活は楽しくいられなかっただろう。
実は、親から私が三年の時に中退するか提案されたことがあったが大事にしてくれる親友、友達たちがいる恵まれた環境を捨てたくなくて「絶対辞めない。絶対卒業する。」と答えた。
そんな幸せな環境があるにも関わらず、もう早く死んで楽になりたいとつい最近まで思ってしまっていた。
そんな中で見た配信が心に響き、今は頑張って生きようと思えた。
周りに恩返しがしたい。何よりもそれが一番の目標だ。
生きているだけでいい。
同じように抱えているものがある人たちに、私もそう伝えたい。